李斯は法の番人として呂不韋四柱の一角として長年、呂不韋を支えてきました。
呂不韋後退後は牢獄されていましたが、秦国が中華統一するにあたって李斯の法の知識は必ず必要になるという理由で解放されました。
昌文君が頼み込んでまで解放された李斯はなぜそこまで必要とされているの?と気になる方も多いと思います。
そこで今回は、李斯について徹底解説していきたいと思います。
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目次
キングダム:李斯(りし)とはどんな人物?
李斯はキングダム内で法の番人として活躍しますが、史実でも実際に活躍した人物です。
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李斯(りし)の出身は秦ではない
生まれは秦ではなく楚でした。
元々は楚で役人として働いており出世欲も持っていませんでしたが、ある日ネズミが住んでいる場所によって性格が違うことに気づきます。
キングダムに出てくる李斯
彼は地方役人の頃、厠で見かけたネズミがやせ細り人を見つけるとビクビクしているのを見かけた
また、穀物庫にいるネズミは丸々と肥えて人を見ても余裕がある
このことから人も環境が大切だと学び、秦の宰相として腕を振るったそうです
ネズミからも学べるってすごいですね pic.twitter.com/WUYAxgtbVA— あいひ|Webで稼ぐ中年ダディ (@aihi_siawase) March 17, 2021
李斯は人の才能もネズミと一緒で身を置く環境によって変わると嘆息しました。
そこから法律を学び呂不韋に才能を認められ呂不韋四天王まで上り詰めることになります。
李斯(りし)の性格
楚にいた頃は出世欲はあまりなかったとされていますが、秦国にきてからは出世欲の塊のような人物となっています。
出世の為なら暗殺等なんでもしようとする腹黒い性格をしています。
また生真面目な性格でもあり、嬴政の暗殺を失敗した際に李斯は私に任せてもらえれば確実に暗殺できると発言しているが、呂不韋に簡単に終わらしたら面白くないと揶揄われてしまいます。
太后事件の時にはかなり動揺したり、呂不韋が政権争い中に豪遊しているときは驚いたりと法の番人とは思えない喜怒哀楽を見せる一面も持っています。
李斯は序盤、呂不韋の為になんでもしてしまう喜怒哀楽の激しいキャラクターだと思った人も多いのではないでしょうか?
キングダム:中華統一するのに李斯(りし)が欠かせない理由
嬴政は中華統一後は法治国家として国をまとめ上げようと考えていますが、昌文君は武官の為、法律に関することは全く分かりませんでした。
昌平君も同様、法律に関する知識はありませんでした。
昌文君は中華統一後の法治国家を実現するために法律について考え続けますが武官なのでわかるはずがありません。
そこで昌文君は肆氏に対して「法律に対する第一人者はお前であっているか?」と問いますが肆氏は李斯が第一人者だと答えます。
法律に関して秦国には李斯を超える人材はいなかったのです。
そこで昌文君は投獄中の李斯に助けを求めることに決めます。
キングダム:李斯(りし)が昌文君の要請に応じた理由
昌文君が土下座をしてまで頼み込みますが、最初は応じる素振りも見せていませんでした。
しかし昌文君が嬴政は法律を適用することで、平和な世の中を作ろうとしていると話すと李斯の態度も徐々に変わり始めました。
李斯も嬴政同様に法律での世の中安定を望んでいたのでした。
自分の望みが叶うのであれば、今まで対抗してきた嬴政の元で働くことも問題ではなかったのだと思います。
ここでの対談は後ほど紹介するキングダム屈指の名言が飛び出すことになります。
キングダム:李斯(りし)の名言とは
李斯は昌文君と対談した際に法律の話をしており名言がこちら
法とは願いだ
昌文君が「法律とは刑罰をもって人を収めるもの」という発言に対して返した李斯の言葉です。
規則を決めるにあたり、『キングダム』の李斯の名言を思い出してる。 pic.twitter.com/1h9BiXaG2G
— junyamori (@junyamori) January 31, 2019
李斯はさらに「法とは国家が望む国民の人間としての在り方の理想を形にしたもの」と発言しました。
今まであまり李斯をあまりいいキャラだと思っていませんでしたが、この一言がカッコ良すぎて一瞬で心を奪われました。
キングダムはビジネスマンがおすすめする漫画として有名ですが、おすすめされる代表の一つが李斯のこの言葉ではないでしょうか?
実際にこの李斯の名言を参考にしている企業もあると言われているほどです。
キングダム:今後李斯(りし)はどのように活躍するのか?史実も含め考察
今後秦国が他国を攻め落とした際にその地を安定させるために活躍することが予想されます。
現に嬴政が法治国家を目指すと公言しているので李斯の活躍は必ず必要になるはずです。
現在キングダムでは秦国は趙国をせめていますが、趙国を落としたら李斯が趙国に赴き李斯が筆頭になって趙国をまとめるのではないでしょうか?
秦国の法律を各国で適用しなければならないので、法の番人の李斯は大忙しになると思います。
史実で李斯は、中華統一時に郡県制(古代中国の地方統治制度、郡と県の2段階に地域を分け、国の中央から役員を派遣し統治する制度)を導入したり、思想弾圧をする為に自身の法の思想と異なる書物をすべて焼き尽くしたとされています。
日本の都道府県は郡県制に影響されている説もあるみたいです。
そう考えると李斯の中華統一時の活躍はすごかったんだなと思います。
キングダム:李斯(りし)は法の番人として中華統一に欠かせない存在なのか?まとめ
昌文君と李斯の法に関する対談で李斯が法の番人と言われる意味がわかり、李斯は法の番人として秦国にはなくてはならない存在だと思います。
戦闘での領地拡大がメインのキングダムなので、李斯の凄さにあまり気づいてなかっただと感じました。
今後、秦国が他国を落とす度に李斯は大忙しになると思うので中華統一実現のためのキーパーソンとしての活躍を期待したいと思います。
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