九条の大罪

【九条の大罪あらすじ】社会派マンガ好きにおすすめダークヒーロー弁護士物語

「これから読むマンガを探している」
「大人が楽しめるマンガが読みたい」
「読み応えがある社会派のマンガがいい」

そんな人におすすめしたいのが、現代社会の闇を弁護士の立場で描いている『九条の大罪』

「いい弁護士は性格が悪い」

と言い放つ弁護士九条間人(くじょうたいざ)。
どんなストーリーか気になりますよね。

『闇金ウシジマくん』の作者、真鍋ワールド全開の期待を裏切らない社会派マンガ。
『九条の大罪』は今ニュースで流れている若者の薬物乱用やいじめ、家出、虐待、パパ活、そして介護搾取などハードな社会問題をテーマにしています。

現在、1巻~6巻まで発売中です。

ネタバレなしのあらすじを解説します。

『九条の大罪』はこんな人におすすめ!

  • 裏社会のマンガが好き
  • ダークヒーローがいい
  • 勧善懲悪は苦手

あらすじの前に、「九条の大罪」の魅力

弁護士である九条のモットーは「誰の味方でもなく、依頼人にこたえるだけ」

『九条の大罪』の魅力は、主人公九条が淡々と、そして確実に仕事をこなしていく姿にあります。

九条のもとに訪れるのは反社、半グレ、やくざ、元犯罪者といった社会から疎まれる人ばかりです。
もしくはあらゆる弁護士事務所に断られてたらい回しにされた面倒な案件だったりします。
しかし九条はどんな依頼人であっても最善を尽くし、必ず結果を出します。

「私は依頼人を貴賤や善悪で選別はしない」

ときには法の隙間をかいくぐった取引や犯罪ギリギリのことをすることも。
依頼者をしっかり守っていくのが九条のやり方です。

そんなことをしているので、ネットでは犯罪者の味方、悪徳弁護士といった誹謗中傷を受けています。

しかし決して九条は高い弁護士費用を受け取っているわけではありません。
むしろ加害者の弁護をすることが多いので成功報酬は低く、金持ちでも貧乏人でも着手金は一律、保釈の謝礼も一切受け取らない方針でやっています。

誰が敵か味方かわからない世界で、自分のポリシーをもって弁護を引き受ける九条はヒーローなのか悪なのか。

それが『九条の大罪』の魅力でもあります。

なぜ弁護士九条はダークでヘビーな仕事をあえて引き受けるのか、今後の展開で徐々に明らかになることを期待します。

九条の大罪あらすじ[第1審]片足の値段

「無知は罪」

それは法律を知らなければ、たとえ被害者であっても有利な交渉や権利の主張ができないということ。

交通事故で片足を失ったとしても。

九条の依頼人は飲酒運転の上、ひき逃げをした半グレ。

自転車に乗っていた父親は死亡、後部座席の5歳の息子は左足切断。

九条は依頼人を擁護するためにあらゆる手段を使い法律をかいくぐって、加害者に有利な条件で決着をつけようとする。

危険運転致死なら求刑10年。過失運転致死なら執行猶予。判決によって依頼人の今後の人生が大きく変わる。

「被害者は死んでいた方がいい」という発言をする九条。

この言葉が意図することは?

九条の大罪あらすじ[第2-8審]弱者の一分

九条の依頼人は軽い知的障害のある若者。

以前、強盗致傷罪で5年の実刑判決を受けた前科がある。

しかしそれは後輩という名目の元ヤクザの息子に利用されて被った罪だった。

刑期を終えて出所した後、再び元ヤクザの息子に目をつけられて、薬物の運び屋、自分の部屋を薬物の営利目的で使用され、そして再び薬物の所持で現行犯逮捕される。

累犯前科があるため実刑判決は逃れられない。

弱者である彼に九条が投げかけたのは「全部あなたが罪を被るんだ」という言葉。

主犯である元ヤクザの息子のことは何もしゃべらない、そうすることで九条の選んだ策とは。

九条はいったい誰の味方なのか?

九条の大罪あらすじ[第9-22審]家族の距離

九条の依頼人は認知症の父親を亡くした中年女性。

「全財産を介護施設側に寄付する」

介護施設に入所していた父親に無理矢理、遺言書を書かせた社団法人から財産を取り戻してほしいという依頼だった。

その遺言書詐欺を裏で操っていたのが、九条の元ボス弁。

悪徳な介護施設と知りながら老人の財産を搾取することに手を貸し、私利私欲のために金を貪る弁護士になっていた。

恩師と戦うことを決意した九条がとった行動は、相手を窮地に落とすことなのか、それとも救いの手なのか。

物語のラストで、認知症の父との関係に心を痛めていた依頼人にかけた九条の言葉が象徴しているのは?

九条の大罪あらすじ[第23-25審]死者の心境

九条と一緒に仕事をしているイソ弁(居候弁護士)の烏丸真司(からすましんじ)。

一年前に友人を亡くした烏丸は命日に彼を思って、最後に語り合ったホテルで過ごしていた。

もう少し寄り添っていたら死なずに済んだかもしれない、そんな思いがよぎる。

司法試験のためにともに勉強した友人は優秀な弁護士になっていた。

仕事もプライベートも成功しているはずだった。

しかし誰にも孤独を打ち明けることなく、突然この世を去った。烏丸に見せていたのは偽りの姿だった。

同じ銘柄のタバコを吸っても、同じワインを飲んでも、彼が死を選んだ浴槽でお湯につかっても、本当の「死を決意した心境」はわからない。

九条の大罪あらすじ[第26-27審]強者の道理

強者とは何か?強い者は何をやっても許されるのか?

依頼人のヤクザから「弁護士なんて所詮、鳩だろ?」と見下されても、「金と力があっても法律の前ではあなたは弱者だ」とヤクザに言い放つ九条。

成り行きでヤクザの弁護をすることになった九条は、関わらないほうがいいと烏丸から進言される。

それでも依頼人との関係を断ち切ることはできない。

ヤクザと半グレ、そして弁護士。強者は誰か?

半グレ壬生(みぶ)の愛犬おもちの死の悲劇が明かされる。

九条の大罪あらすじ[第28-40審]消費の産物

歌舞伎町で起きた殺人事件。

「自分を取り戻すために犯した殺人」とは?

九条の依頼人は、殺人の容疑者しずく。

なぜしずくは自分を取り戻す必要があったのか。

家族から虐待を受け、同年代の友だちもいないしずくは居場所を探して歌舞伎町をさまよっていた。

マッチングアプリで出会ったイケメンに搾取されていることを知っても、それでも幸せを手に入れようともがく。

自分が輝ける場所を見つけたしずくは「生まれて初めて生きててよかった」と思えるキラキラする時間を手にすることができた。

しかしそれは一瞬だけのことで、あっという間に深い闇に落ちていった。

自らの心と体を傷つけ、そして搾取され続けても心のよりどころだった彼の命を奪い……それでも自分を取り戻すことはできなかったしずく。

果たして、しずくに救いはあるのか?

九条の大罪あらすじ[第41-49審]事件の真相

10年前に娘を殺害された刑事、嵐山。

犯人は逮捕され刑も確定しているが、娘の死を受け入れることができない。

嵐山は捜査に疑問を持ち執拗に事件にこだわり続けている。

それは真相解明という目的だけでなく、希薄な関係のまま死に別れた娘と嵐山がつながり続ける唯一の接点だったからだ。

異様なまでに事件に執着するのは、嵐山が悔やんでも悔やみきれない娘への想いがあるからだった。

嵐山は犯罪者を嫌い、少年法を盾に減刑した判決、そして凶悪な犯罪者を減刑する弁護士九条のことも憎んでいる。

執念で娘のスマホのロックを解除した嵐山。

父親の知らない娘の本当の顔。

嵐山は事件の真相に近づけるか?

九条の大罪あらすじ[第50審から]愚者の偶像

地方から出てきて俳優を志望していた数馬。

リアリティーショー番組のオーディションに受かるものの役者として成功はしなかった。

借金を抱えた俳優崩れが働くのは、お客のためならどんなことでもするサパークラブ。

その店のオーナーである壬生と出会ったことで数馬の運命が変わり始める。

「金持ちが金持ちアピールするのは、人から注目されるもっとも簡単な方法だからだ」

負のスパイラルから抜け出すために、数馬は壬生から言われる通り100万円を必死に貯める。

承認欲求沼にハマった疑似恋愛を利用して。

数馬が得るものは何か。そして失うものは?

【九条の大罪あらすじ】社会派マンガ好きにおすすめダークヒーロー弁護士物語 まとめ

あらすじを通して『九条の大罪』の魅力をお伝えしました。

依頼人の多くが反社会的な存在で悪徳弁護士と呼ばれる九条。
どんな依頼人でも法律を駆使して必ず結果を出す、それが九条のマイルールです。

重いテーマなため胸くそな場面もありますが、決して救いのないストーリーではありません。
淡々とした中にも、そこはかとなく伝わる九条の優しさがあります。

「いい弁護士は性格が悪い」

性格が悪くてもいい弁護士に依頼したい、そう思わせるのが『九条の大罪』です。

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