「九条の大罪」で最も存在感のある半グレ壬生憲剛(みぶけんご)
整った容姿と強靭な肉体。
上半身に刻まれたトライバルな刺青。
残忍でありながらもクールに仕事をこなす姿。
犯罪者側の極悪人であるにもかかわらず、人気の高いキャラクターです。
壬生は愛犬おもちを忘れられず「おもちを一生愛す」と刺青を入れている情の深いところもあります。
しかしリンチのときには非情なまでにいたぶり、人間の心を持っていないかのように制裁を加えます。
そのキャップが壬生の魅力であり、底知れない怖さを感じさせるところでもあるのかもしれません。
壬生といえばハンマーで制裁している姿が印象的。
壬生の象徴ともいえる「ハンマー」
なぜ壬生がハンマーを使うのかを彼の残虐さと合わせて考察します!
目次
「九条の大罪」なぜ壬生はハンマーを使って制裁するのか?
壬生が制裁を加えるときに使っているのがハンマー。
裏切り者にヤキを入れるときは、躊躇なくハンマーを振り下ろします。
ハンマーを使うことで表している壬生の冷酷で非情な性格。
落とし前をつけるとき、後輩の目の前で犯行を行います。
壬生はためらうことなくハンマーを振り下ろす。
そして血まみれのハンマーを後輩に渡す。
震える手で受け取る後輩。
「なぜ壬生はハンマーを使うのか」
それはハンマーを使うことでまわりに脅威を与えることができるから。
理屈を超えた恐ろしさを見せつけられた壬生の取り巻きたちは、誰も逆らおうとは思えないはず。
壬生を裏切ることができないという恐怖心とプレッシャーをまわりに与えるのです。
「闇金ウシジマくん」の伝説のセリフにあるように、
「地元で頭めがけて金属バットをフルスイングできる奴は2人しかいなかった。滑皮と丑嶋。奴らは別世界の人間だ」
容赦なくハンマーを振り下ろす壬生も丑嶋と滑皮と同じく関わってはいけない人間なのです。
「九条の大罪」一巻の中表紙には、血だまりを前にして苦悩する九条の姿が描かれています。
そして血だまりの中には壬生の愛用するハンマー。
この絵が意味するのは…
本日10月12日月曜日発売
週刊スピリッツから新連載九条の大罪「くじょうのたいざい」
始まります!弁護士モノです!
もう忘れ去られてるかもしれない
闇金ウシジマくんと言う漫画の
連載終了から半年で始める予定が
1年半もかかってしまいました!!
よろしくお願いします!!! pic.twitter.com/Nj58QeD9Pl— 真鍋昌平 九条の大罪⑥7月29日発売 (@shoheimanabe) October 11, 2020
ハンマーが象徴すること
そしてハンマーのもう一つの意味。
映画やドラマで見られる裁判官が手に持つ木槌(カベル)。
裁判官は木槌をたたいて法廷を「静粛」にさせます。
木槌は裁判官の「毅然とした態度で事実に向き合う姿」の象徴です。
それは粛々と職務をまっとうする壬生の姿が重なります。
田口翔さんの保釈にお金を出したのはヒカルと聞いて、「九条の大罪」の壬生くんを思い出した。 pic.twitter.com/S0uQ3Y4rWP
— tethys (@tethys_seesaa) August 1, 2022
「九条の大罪」ハンマーにとどまらない壬生の残虐さ
壬生の表の顔は自動車整備会社の社長。
裏でその整備工場は半グレ壬生が手を下した数々の犯行の現場となっています。
本日発売週刊スピリッツで
九条の大罪掲載
曾我部編の最終話です!
よろしくお願いします。私このページが気に入ってます pic.twitter.com/K5edWBgigf
— 真鍋昌平 九条の大罪⑥7月29日発売 (@shoheimanabe) December 14, 2020
タレコミ疑惑、金本の口封じ
伏見組の幹部が逮捕され、薬物取引について警察に密告した疑いをかけられた金本。
伏見組から目をつけられた金本の処分を実行する壬生。
ヤクザの命令に自分の後輩であっても躊躇なく手をかける。
金本をスタンガンで襲い水責めにする壬生の表情はまるでいつも通り整備の仕事をこなすよう。
口封じされた金本はのちに水死体となった。
親ガチャ案件、外畠の制裁
しずくの母親の内縁の夫、外畠(とのはた)。
外畠に人気AV女優しずくをつぶされたAVメーカー社長小山。
小山から外畠への暴行を依頼された京極はその実行を壬生に指示した。
壬生は外畠の股間をスタンガンで焼ききった。
人工管とともに排泄人生まっしぐらになった外畠。
壬生の容赦ない制裁は、外畠の股間をまるで宦官(かんがん)のようにし一生使い物にならないようにした。
「九条の大罪」なぜ壬生は残虐になれるのか?
裏社会には確固たるヒエラルキーが存在しています。
壬生は半グレとヤクザの立場の違いを理解し、賢く生きのびようとしています。
京極から命令されるどんな汚れ仕事でもきっちりやり遂げる壬生。
ときには報復のために慕われていた後輩を手にかけたり、無情にリンチで再起不能にさせたり。
京極から下りてきた仕事は確実に結果を出します。そのためには手段を選びません。
「なぜ壬生はそこまでして残虐な行動が取れるのか?」
京極に服従し忠誠心を見せるためと割り切っているから。
そして京極の懐に入ることで自分の立ち位置をキープできるから。
京極の手足となって働き、屈服しているかに見せかけている壬生。
従順なフリをすることで京極サイドについて、いつか目的を達成させるつもりなのかもしれません。
京極に復讐する機会を虎視眈々と狙うために、残虐な行為もいとわないのではないかと考察します。
本日発売スピリッツ
九条の大罪、新章が始まります pic.twitter.com/I0Y1A6BPpV— 真鍋昌平 九条の大罪⑥7月29日発売 (@shoheimanabe) July 5, 2021
「九条の大罪」考察!半グレ壬生が残虐になる理由。ハンマーを持つ意味は?まとめ
「壬生くんは合理的に動く。無駄なことはしない」
九条の言葉の通り、壬生は常にクレバーに立ち回っています。
無駄なことはしない、しかし目的のためなら手段を選ばず行動します。
壬生がハンマーを使うのはまわりへの圧倒的な恐怖の支配を見せつけるため。
どんなことでも躊躇なく行う、それが壬生の残忍さを際立たせます。
壬生が残虐になれるのは自分の野望のためならどんなことでもするという強い意志があるから。
それが京極からの不条理な命令であっても、淡々と役目を果たします。
悪徳弁護士と呼ばれる九条と半グレの壬生は似ているのかもしれません。
依頼人を選ばない九条。
仕事を選ばない壬生。
二人とも確実に結果を出す、それだけなのです。
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