九条の大罪

真鍋昌平が語る「九条の大罪」と「闇金ウシジマくん」。作者の想いと今後は?

現在、6巻まで発行されている「九条の大罪」
今後のストーリー展開が楽しみですよね。

九条は京極の策略にはまり従順な鳩になってしまうのか

烏丸は考えが相反して九条のもとを離れてしまうのか

九条と家族の確執の理由は明かされるのか

これまでに散りばめられた伏せん回収など注目すべき点がたくさんあります。

「九条の大罪」の物語の続きとともに、気になるのが伝説の「闇金ウシジマくん」と関わりがあるのかというところ。

作者、真鍋昌平だからこそできる九条とウシジマくんのからみは実現するのか?
ウシジマファンも期待しているはず!

「九条の大罪」と「闇金ウシジマくん」の関係について作者、真鍋昌平がこれまでのインタビューで語ってきた発言をまとめてみました。

夢のコラボはあるのか!考察しました。

九条の大罪と闇金ウシジマくんの共通点

「九条の大罪」と「闇金ウシジマくん」の共通点は、
正義が勝つというハッピーエンドはあり得ないこと。

その観点からいくと二つの作品は同じ世界観だと言えます。

九条は思想や信条を持たず、どんな依頼人でも擁護する
丑嶋は債権者がどんな人間であれ容赦なく借金を回収する

九条も丑嶋も、プロフェッショナルに徹しているだけ。

九条と丑嶋の元を訪れる救いようのない人たち。
社会のどん底でもがく弱者や欲にまみれて破滅する人々が描かれています。

胸くそ系エンタメであることは間違いなし!

真鍋昌平が語る九条の大罪と闇金ウシジマくんの作者の想い

いろいろなメディアで語られた「九条の大罪」と「闇金ウシジマくん」について作者、真鍋昌平の発言をまとめてみました。

あえて後味の悪いマンガを描こうとしているわけではない

「闇金ウシジマくん」は犯罪者の目線で裏社会の闇を描いた物語。

読者から嫌悪感を持たれたり、毛嫌いされることがあり、描いていて犯罪者サイドのストーリーに限界を感じることがあった。

「九条の大罪」は同じ世界を描きながらも弁護士の目線で描いた物語。

弁護士のフィルターを通すことで読者が読みやすくなるかと思ったけど、結局より深い闇をえぐりだすことになってしまった。

インタビューで感じたこと

「九条の大罪」は弁護士モノなのでよりシリアスな物語としてのリアリティーがあります。
人間の葛藤がそのまま描かれているからこそ胸くそ悪い読後感になるのだと思います。

九条の大罪を描こうと思ったきっかけ

次回作を弁護士モノにしようと思ったのは、「闇金ウシジマくん」の取材中に出会った実在する弁護士たちがきっかけ。

興味を持ったのは、犯罪者たちが口にしていた「動きのいい弁護士」「ダメな弁護士」のこと。

半グレ、ヤクザたちは「動きのいい弁護士」情報を得て闇社会を生き抜いている。

そんな弁護士がいるという噂を聞いて関心を持ったから。

だから「闇金ウシジマくん」の次は「強者の立場から弱者につけ込む人間の闇」を犯罪者側から見た作品にしたいと思った。

インタビューで感じたこと

九条を紹介したときに壬生がヤクザの京極に言われた言葉。

「あんな動きのいい弁護士、独り占めしやがって」

まさに取材した犯罪者たちのリアルな声が聞こえてきそうです。

リアルさを出すためにしていること

リアルな闇にこだわるためにしているのは、徹底的に現場取材をすること。

「闇金ウシジマくん」では闇金から借金せざるを得なかった人たちや闇金業に関わる人たち、1000人以上に実際に会って話を聞いた。

キャラクターに息を吹き込むため、実際に存在しそうな場所でネームを書いている。
それは思考や言動、クセなど細かく描写することでリアルさを表現したいから。

「闇金ウシジマくん」は歌舞伎町界隈

「九条の大罪」は霞が関や銀座界隈

同じ場所にいることで街の風景にとけ込むキャラクターを感じることができる。

インタビューで感じたこと

都内のどこかの繁華街や警察署、裁判所あたりで、九条と丑嶋たちがすれ違っていたかもしれないとイメージできるくらいキャラクターたちにリアルな存在感があります。

九条の大罪、今後の新キャラの構想

九条と烏丸のモデルは、実際に出会った魅力的な弁護士たち。

取材中にいろいろなタイプの弁護士と会い、その中で興味を持ったのは一握りのエリート弁護士と呼ばれる人たち。

誰もがうらやむ大手法律事務所に入っても「思想信条」が合わずに辞めていったり、大企業的な仕事の仕方について行けず辞めていく弁護士たちがいる。

今後はそんなエリート弁護士の物語も書いていく予定。

インタビューで感じたこと

烏丸の東大法学部からの親友、エリート弁護士だった有馬の自殺の真相が「死者の心境」で描かれています。

もしかしたら有馬の物語が深掘りされるか、別のエリート弁護士が新キャラとして登場するかもしれません。

九条の大罪と闇金ウシジマくんのコラボはあるのか?

まるでつながっているかのような世界線にある「九条の大罪」と「闇金ウシジマくん」がコラボするということは夢ではないかもしれません。

作者、真鍋昌平はインタビューで「九条の大罪にカウカウファイナンスをだしてもいいかも」と語っていました。

やるとしたら「九条の大罪」のストーリーに「闇金ウシジマくん」を組み込む方が誠実だと言っています。

チラリと「カウカウファイナンス」の事務所が見切れるというレベルではなく九条の大罪の物語の中にウシジマくんのキャラが登場するということです。

窮地に陥った丑嶋を九条が代理人として助けるというストーリーが見たいのですが、残念ながらパラレル展開は難しいかもしれませんね。過去の話として九条と丑嶋が関わっていた設定ならばあり得るかも。

しかしメインキャラのコラボというより、脇だけど人気のあるキャラとからむということのほうが可能性が高そうです。

「九条の大罪」の名前の法則、京都の地名だったらマサル(加賀勝)が有望。

「闇金ウシジマくん外伝らーめん滑皮さん」で活躍している愛沢がでてくるなんてことも。

可能性は無きにしもあらず。「闇金ウシジマくん」ファンにはたまらない作者、真鍋昌平の発言ですね。

真鍋昌平が語る「九条の大罪」と「闇金ウシジマくん」。作者の想いと今後は?まとめ

作者、真鍋昌平のインタビューで語られてきたこと、そして九条とウシジマくんのコラボ考察についてまとめてみました。

同じ世界観で描かれている「九条の大罪」と「闇金ウシジマくん」

今後の展開次第では、ウシジマくんのキャラが「九条の大罪」に登場することがあるかもしれません。

どんなストーリーでからんでくるか、ウシジマファンの期待がふくらみます!

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